誰かの何気ない言葉が生きやすさを与えてくれる。

こないだ実施した女性限定コミュニティの茶話会、そして意外に多い男性の抗不安薬服用者(ぼくも)についてのお話です。
アツ@夫婦関係学ラジオ 2024.09.13
誰でも

コンパッショネイト茶話会

こないだ、ぼくが運営する女性向けコミュニティの皆さんとお話しする機会があった。

Discordのボイスチャットを使ったのだけど(なんとzoomみたいにビデオチャットもできる!)、ぼくがDiscordに慣れてなさすぎてチャットルームがどこか分からず、開始まで10分もかかってしまった。

参加者はぼくを入れて6人。ちょうどいい人数だったと思う。それぞれが抱える夫婦関係をシェアし合い、みんなで感想やアドバイスを送り合う。

初めはどうモデレートすればいいかさっぱりわからず、かなりあたふたしたけど、最後にはみんながお互いに意見交換をしてくれるまでになった。

楽しかった!という声もいただいて、ぼくもとても嬉しかった。

あまりに嬉し過ぎて翌朝、久しぶりにVoicyオリジナル配信をしたほどだった。

誰かの何気ない言葉が誰かの背中をそっと押してくれる。

人は本能的にお互いに助け合いたいと感じる生物。

そんなことを感じた1時間だった。

記事やポッドキャストを配信するとたくさんの人に自分の声を届けることができる。

ときおりコメントもいただき、聞き手のことを知れる機会もある。さらに、個人相談の依頼もあり、深く知ることもできる。

だが、それはどこまで行ってもぼくからの一方通行であったり、ぼくというたった一人の人間からの影響しか与えられない。

だけど、似たような境遇だったり、共感性の高い人間が集まる場ならば、違った化学反応が生まれる。

普段の生活では決して知り合う機会のない仲間と出会い、自分と向き合い、前を向く勇気をもらえる。

夫婦関係を改善するにしても、戦略的にそこから降りるにしても、きっと後悔の少ない選択ができるはずだ。

この苦しみは誰しもが体験している。

ぼくもあなたも同じ苦しみを共有している。

ぼくらはともにある。

だから、大丈夫。

あなたは、大丈夫だからね。

そんなコンパッションをお互いに感じ合える場になるんじゃないのかなって思ってる。

意外と多い男性の抗不安薬利用者

自分が軽い鬱をわずらい抗不安薬を飲むようになって気がついたけど、男性で抗不安薬を普段から飲んでいる人ってけっこういるんですよね。

ただ、みんな自分から積極的に開示しないから、ぼくが「実は今メンタルクリニック通ってて、抗不安薬飲んでるんだよね」とシェアすると「いや、実はオレも……」なんてことが3人からあったんです。

大体30代後半から40代の人が多くて、仕事のストレスをためやすい人が多い印象。

こういうことってなんだか「カッコ悪い」とか「負けた気がして」なかなか人に言えないんですよ。だけど、身の回りだけでこれだけいるってことは、みんな言わないだけでけっこう経験あると思うんです。

仕事のことが頭の中をグルグルして寝れなかったり、イライラしやすくなったりとか。ぼくもよくありました。

これって、妻にも言えないんですよ。言っても解決しないと思ってたり、情けないと思っていたりで。

もし、あなたの夫さんが、もしくはあなた自身が不眠気味だったり、仕事のイライラが抜けなかったり、ズーンと落ち込む気持ちが多いんだったら、絶対にメンタルクリニックに行った方がいい。

気持ちの落ち込みはセロトニン不足が原因で、それはある程度薬でなんとかなるものだから。

あと、女性は自分の夫がいつもイライラしてて、仕事のストレスが高そうならメンタルクリニックをぜひ勧めてほしい。

プライドが高い人は行きたがらないかもしれないけど、マネージャー職の人間でも抗不安薬を飲んでる人はいる。なにも恥ずかしいことじゃない。

瞑想でしのいでいる人もいるけど、ひどい状態ならぜひ勧めてほしい。きっと楽になるから。

もし、ストレスの原因が正確的なものにあるのなら、臨床心理士のカウンセリングも検討してほしい。値段はそこそこするけど、実際に通ってよくなった人を見ていると一生物の財産だなって思うんです。

特に幼少期のトラウマを抱えている人は、トラウマ治療専門家のドアをぜひ叩いてほしい。生きづらさから解放されるはずだから。

ぼくは何度も妻に幼少期の話をして、話すたびに癒されてきた。もし、パートナーが話を聞いてくれるならぜひ話してほしい。男性の自己開示は思っているより女性は聞いてくれるから。

女性も「ただ、聞いてくれるだけでいいから」と前置きをすれば、夫は余計なアドバイスをしないはず。

PS.

会社を辞めることを皆に伝え、今はお別れランチやお別れ飲み会が続いています。ぼくはお酒を飲むとつい相手の夫婦関係や恋愛観を深堀りしてしまうんだけど、なんだか以前よりも距離が近づくような気がしているんです。

多くの人はプライベートなこと、ましてや夫婦関係なんて聞いちゃダメだと思っているだろうけど、センシティブな話題に触れるほど、人との距離感が縮まる気がしています。もちろん真理的安全性は大切だけど、そこに気をつければ夫婦関係ってトピックは人と人をつなげる力があるんじゃないかなって思っています。

あ!あと、9/16(月)朝5時配信の夫婦関係学ラジオは絶対聴いてほしいんです!イラスト制作を仕事や趣味に持つ3人の女性ゲストをお迎えし、クリエイティビティが女性に与える影響について語り合ったのですが、話は飛んで飛んで男性の生きやすさのヒントにも及びました。

いやー楽しかったです!ぜひお楽しみに!

明日からは家族で京都旅行に行ってまいります!皆さんも良い週末を!

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